営業職からWebディレクターへの転職。仕事の共通点や違いを解説!

002_Webディレクターと営業職の共通点や違い

Webディレクターという横文字の仕事を見ると、なんとなく「技術系の仕事なのでは?」と感じる人もいるかもしれません。『Web』と入っているだけでなんとなくIT系の技術職っぽく見えてしまうものです。

しかしWebディレクターの主な仕事内容は、クライアントにWebサイトの方向性を提案したり、Webサイトが完成するまでに要する制作のリソースやスケジュールの管理といったものになります。つまり技術職とは異なり、むしろ営業に近いスキルが求められます

他の業界では営業職が担っている範囲の仕事を、Web業界ではWebディレクターが行っているわけですが、「え、じゃあ営業職とどう違うの?」と疑問を持たれる方もいることでしょう。

この記事ではWebディレクターと営業職との共通する部分や違いを解説していきます。

Webディレクターと営業職の共通点

社内外でコミュニケーション能力が求められる

お客様への提案やヒアリングであったり、制作スタッフにお客様の希望を伝えたりスケジュールを調整する等、Webディレクターはかなりのコミュニケーション能力が求められます。

「受注から納品まで」という言葉があるように、他業界だとお客様とのやりとりや社内調整といった仕事も営業職が行うことがほとんどだと思います。しかし基本的にフルオーダーの商品を提供するWeb業界では、受注後の仕事についてはWebディレクターが広く対応していくことになります。

そして主に制作指揮やスケジュールの管理が重要な仕事になりますが、そうなると当然社内外の人とコミュニケーションを取る機会が多く、そういった意味で営業職のようなコミュニケーション能力がWebディレクターにも求められることになります。

Webディレクターと営業職の違い

Webディレクターは営業をしない

Webディレクターと営業職の根本的な違いは、Webディレクターは営業をしません!

Webディレクターは営業職が獲得してきた案件を引き継いで、Webサイトを制作してリリースするまでの仕事を担います。その間にクライアントと何度もやりとりすることはありますが、あくまでディレクターという立場ですので、Webサイトの提案や希望納期に間に合わせるための進行指揮を取ることが何よりも重要になってきます。

要するに、仕事を獲得してくるのが営業職の役割で、納品までのお客様とのやりとりは基本的にWebディレクターが担います。Web制作は基本的にフルオーダーなので、制作現場の状況を理解したまとめ役がお客様の窓口となって調整していかないと、制作が円滑に進まなくなってしまいます。

お客様と制作現場の間に立って、うまく仕事を回していくために進行管理していくのがWebディレクターの主な仕事となります。ただ、以下のような営業職のサポートをすることはあります。

  • お客様への提案やコンペで使用する資料の作成
  • 提案のフォローのためにお客様のもとへ同行
  • 制作にかかる原価(工数や外注費等)の算出や管理

このようにWebディレクターが営業職のサポートを行うことはありますが、単体で営業活動することはありません。

営業しないので売上ノルマがない

営業職とは異なり売上で評価されることがないので、売上ノルマはありません。

しかし代わりのノルマと言いますか、他の基準で成績を評価されることがあります。例えば私が務めていたWeb制作会社では納品件数に目標を課していました。その会社は営業職がおらずWebからの問い合わせで月に何件も受注を獲得していたので、如何に多くのWebサイトをディレクションして納品まで持っていくか、その件数が評価基準となっていました。

一方でWebディレクターに全くノルマを課さない会社に在籍していたこともあります。ノルマがない代わりにWebサイトの質が求められる職場だったので厳しさも感じられる環境でしたが、数字に対するストレスがないのでより良いものを作ることに集中できる職場でもありました。

会社で働く以上、何らかの形で評価基準が設けられていると思いますが、営業職ではないので売上ノルマはありません。

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稀にWebディレクターに売上ノルマを課すWeb制作会社を見かけますが、間違いなく激務になると思うので転職を検討しているなら避けるのが正解だと思います。

まとめ

Webディレクターはあくまでお客様と制作スタッフのパイプ役

Webディレクターは営業職が受注してきた案件を引き継いで、Webサイト制作を円滑に進めるために、お客様と制作スタッフの間に立って進行管理をするのが主な仕事です。

営業職のサポートをすることはあっても、Webディレクター自身が営業活動を行うことはありません。

Webディレクターは営業職の経験が活かせる仕事である

しかしWebディレクターはお客様への提案やヒアリングであったり、制作スタッフにお客様の希望を伝えたりスケジュールを調整する等、営業職に必要なコミュニケーション能力が求められます。つまりWebディレクターは営業職の経験が活かせる仕事でもあります。

実際に私も元々営業職として働いていましたが、そのときの経験が仕事に活かせています。またWeb制作会社に務めていると、元々営業職だった人が未経験ながらWebディレクターとして入社してくることも多々あります。

お客様への提案や社内調整、スケジューリングといった経験があれば、業界未経験でも挑戦できる仕事だと思っています。そしてもし「営業を辞めて他の仕事に就きたい…」と考えている営業職の方がいれば、個人的にはおすすめできる仕事です。

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